社会人であれば、色んな事情で会社を休みたいと思うときがありますよね。
「体調が悪いから」
「嫌なことがあったから」
「友人の結婚式に出たいから」
「遠方で推しのイベントがあるから」
様々な理由で会社を休みたいときがあると思います。
しかし、社内を見渡してみると、ウチの会社の人間は有給休暇を取る人は少ないという会社に務めている人もいることでしょう。
設立以来、有給休暇をとった社員がいないという会社もあるかも知れません(求職者の方にも実際いました)。
また、「つい先日、失敗してやらかしたばかりだから、個人的な事情では休みづらい」という場合や、「休みを取って上司や先輩から目をつけられたくない」という人もいることでしょう。
この記事ではこのような方々に向けて、会社の休みの取り方をお伝えしていこうと思います!
また、他の会社の有給休暇の取得状況や、ブラック企業化しつつあるあなたの会社から抜け出して、自由に休みが取れる会社の見つけ方についてもお伝えできればと思います!
会社 休み 取り方
会社で角が立たない休みの取り方とは

会社の休みを取るのであれば、角の立たない休みの取り方をする必要がありますよね。
休みの取り方ひとつで、その後の職場での人間関係や出世に影響が出るとすれば、たまったものではありません。
角の立たない休みの取り方をして、ゆっくり休めるように準備しましょう!
言い訳をしない
まず会社を休むのであれば、言い訳はしないようにしましょう。
なにかしらの事情があって休む場合でも、ズル休みの場合でも、言い訳をすると後々自分の首を絞めることになります。
そう、ズル休みの場合でも言い訳をしない方がいいんです。
なぜなら、「気分で休みたくなるような職場」の改善をすることも、あなたの上司のマネジメント業務の一環だからです。
管理職に課せられているミッションは、一言で言えば、部下が100%の力を出して働けるようにすることです。
会社に行きたくないなぁと思っているとき、責任感を感じる必要があるのは、そのような環境を作ってしまっている上司自身。
あなたが休むことに責任を感じる必要はありません。
なので、ズル休みをする場合は「今日だけでなく、最近会社に行きづらいです。今日は気分も体調も優れないので休みます」と正直に伝えましょう!
そもそも「ズル休み」という言い方がよくないですね。
休むのはズルではありません。
なにも悪いことではありません。
「積極的休養」と言いましょう!
上司に日頃の感謝を伝える
しかし、「今日は積極的休養を取ります!」という連絡だけであれば、角が立ってしまいます。
そこで合わせて伝えるといいのが、上司に対する感謝と誠意です。
「いつも支えていただいて、私も頑張れているのですが、どうやら今日は電池切れみたいです」
「今日一日休めば、復帰後にまた〇〇さんと一緒にいい仕事ができると思うので、休ませてください!」
と日頃の感謝と誠意を伝えるようにしましょう。
上司も1人の人間です。
人間には承認欲求というものがあります。
日頃の感謝を伝えることで、上司の自尊心をくすぐってあげましょう。
そして、最後は「前向きに休む」ことを伝えるのも重要です。
日本のビジネスパーソンは、なぜか会社を休むことに後ろ向めたい気持ちを抱いてしまいます。
繰り返しますが、休むのは悪いことではありません。
復帰後はまたあなたとがんばりたい。
こう伝えるだけで、「アイツは仕事を休んで怠けている」という印象が払拭できますし、上司も「それなら休みな」と許可しやすくなります。
角が立たない仕事の休みの取り方としては、休むことを前向きに伝えるのが重要です!
メールか電話か問題は、社風次第
会社に休みの連絡をするとき、メールで伝えるのがいいのか電話で伝えるのがいいのかという問題もありますよね。
休みの取り方はメールか電話か問題は、実はあなたの会社の社風次第なんです。
あなたの会社の常識は、他の会社においては常識ではないということがよくあります。
私の前職での休みの取り方を例としてお伝えしましょう。
私の前職はIT系の人材企業でしたが、休みを取るときの申請方法は、基本的にネットで行っていました。
勤之助という勤怠管理システムを導入していたので、それで申請します。
で、ネット上で上司がそれを承認するという手順でした。
また、当日体調が悪くて休む場合でも、SlackというLINEに似たチャットツールで「今日は体調が悪いので休みます」と伝えるだけ。
上司からは「おう」「ゆっくり休めよ」「キラーン(スタンプ)」のような返信が来ます。
これ、IT業界独自のものだと思われるかもしれませんが、今後はこのような休みの取り方が主流になっていきます。
これからの社会はどんどんIT化が進むからです。
前述の勤之助だけでなく、家計簿アプリで有名なマネーフォワードも勤怠管理システムを作り始めましているのが、その証拠ではないでしょうか。
もし、あなたの会社に勤怠管理システムがないのであれば、あなた自身が導入を打診してみるのもいいかもしれませんね。
休みが取りやすくなりますよ!
休みは1週間前には申請すべし
「なんか今日は仕事に行きたくないなぁ…」という理由ではなく、旅行に行きたいという場合や、この日は休みたい!というのが事前にわかっているのであれば、早めに申請しておきましょう。
遅くとも1週間前までに伝えておけば、上司もあなたの穴埋めのための人員配置や準備を行うことができます。
穴埋めといっても、休んだ人がいた場合に仕事が回るようにするのも管理職である上司の仕事です。
あなたが穴埋め人員のことまで気に留める必要はありません。
逆に、事前に休みがわかっているのにも関わらず、「休みの伝え方をどう言おうか…」と悩んでいるうちに、ギリギリになってしまう方が叱られます。
休みを取るのであれば、できるだけ早く休むと伝えることを心がけましょう!
あなたの会社で有給休暇は使える?有給の取り方をお伝えします!

そもそも、会社での有給休暇の取り方が分からずに困っているという方もいるかもしれません。
前提の話ではありますが、会社員であれば誰でも有給休暇を取得することができます。
雇用主は、社員の有給休暇の取得の拒否や、日にちの変更を強いることはできません。
例外として、その日に休まれると「事業の正常な運営に支障が出る場合」は、雇用主が日にちの変更を打診することはできますが、
一般的な企業であれば、1人が休むと事業が運営できなくなるということは、まず有り得ません。
なので、休みたいのであれば積極的に有給休暇は使いましょう!
では、いつまでに有給休暇を申請すればいいのでしょうか。
実は、「有給休暇の取得をする場合は何日前までに申請しなければならない」というような法律上の定めはありません。
しかし、就業規則で定められているとは思いますので、確認しておきましょう!
また、有給休暇の当日申請や後日申請は、雇用主が認めなければ無断欠勤となってしまいますので、注意してください!
有給休暇の取り方は会社によって違います。
紙で申請するところもあれば、私の前職のようにネット上で申請するところもあります。
仲のいい先輩や同僚に聞いてみるのがいいですね!
もし、社内で他に有給休暇を取った人がいないのであれば、就業規則に有給休暇の取り方が書いてありますので、確認してみてください!
他の会社なら休めるの?業界の休みやすさをご紹介

先ほど少しご紹介した、私の前職のIT系人材業界のように、休暇の取りやすい業界もあれば、金融業界のようなお堅い業種だと、休みにくい会社もあるかもしれません。
ここでは、どんな業界が休みにくいのかご紹介できればと思います!
次の業界で勤めておられる方は、そもそも休みが取りにくい業界だったりします。
- 飲食業界
- 小売・卸業界
- 運送業界
- 建設業界
- 不動産業界
- 士業
これらの業界は、シフト制や休日出勤が多く、休みにくい業界と言われています。
もちろん、どんな業界にも休みにくい会社というものはありますし、これらの業界であっても休みの取りやすい会社もあります。
あなたの勤めている会社が、休暇の取りにくい業界であれば、あなたの今後の人生のためにも少し考えた方がいいのかもしれません。
休みのない人生はツライものですよ。
自由に休めない会社員の心理状態とは

休みが取りたくても休めない!
会社を休むのは悪だ!
実はこんな風に考えてしまう会社員の心理は危険な状態です。
厚生労働省が働き方改革とともに、副業促進に乗り出して、自分の経済的な基盤を形成しておくことを勧めているのにも関わらず、雇われ脳の考えた方が染み付いてしまっているからです。
終身雇用制度が崩壊し、定年後の年金受給も期待できないこれからの時代はは、会社に依存せずに生きていく力を身に付ける必要があるにも関わらず、です。
私は特に、会社を休む時、「お休みをいただく」という言い方をすることにとても違和感を感じています。
私たちが会社を休むとき、誰から休みを「いただく」のでしょうか?
おそらく、私たちの頭の中には無意識のうちに「休みは会社や上司からもらうもの」という認識が刷り込まれているのです。
なぜだかわかりますか?
経営者にとって、その方が都合がいいからです。
休みとは、会社から「いただく」ものなのでしょうか?
あなたのお休みは、あなたの必要に応じて、自由に「取る」ものであって、決して会社が保有しているものではありません。
先ほどは「ズル休み」はズルくないというお話もしました。
些細なことですが、言葉遣いひとつで簡単に人を無意識下で洗脳することができます。
もし、あなたが「お休みをいただく」という言葉遣いをしているのであれば、無意識のうちに会社に洗脳されているかもしれませんよ。
今の会社を抜け出して、自由に休めるようになるためにできること

せっかくこの記事に出会って、会社や世間の洗脳について知ることができたのですから、この機会に休みにまつわる洗脳から醒めてみませんか?
社会や世間の洗脳から醒めることができれば、あなただけの自由な人生が手に入ります。
そうなれば、働きたいときに働けばいいし、休みたいときは自由に休めるようになりますよ!
洗脳から目覚めるための方法は2つです。
- 副業を始める
- 転職する
自分自身で会社に依存しない経済基盤を創り上げると、ずいぶん休みが取りやすくなります。
詳しくは「副業禁止のサラリーマンこそ投資を始めた方が良い理由」と「転職しても、結局人生を楽しめなければ失敗する話」という記事を読んでおきましょう!
あなたの人生が、お休みの自由に取れる人生になることを応援していますよ!