転職先が選べないときには、パーキンソンの凡俗法則が作用している!転職に必要な考え方とは

情報が多すぎて転職先が選べない…
面接を受けているうちに転職軸が分からなくなった…

今日は、こんな悩みを解消すべく記事を書いていきます!

どーも!元キャリアアドバイザーのハジメです!

現状を少しでも良くしたくて、転職活動を始めたのはいいけれど、自分にあった転職先がわからなかったり、転職軸の決め方が分からないことってありますよね。

それ、実はパーキンソンの凡俗法則というものが関係しているんです。

この記事を読んであなたが今、陥っている状況が分かれば、転職軸を定めて転職先が選べるようになります!

楽しみにしていてください!

この記事で分かること
  • 転職軸の決め方
  • 転職先の選び方
転職先 選べない

転職先が選べないのは、パーキンソンの凡俗法則が作用しているから

あなたが転職先を選べないのは、パーキンソンの凡俗法則が関係しているからかもしれません。

パーキンソンの凡俗法則とは、パーキンソンの法則の派生法則で、別名「自転車置き場の議論」としても有名です。

まずは、パーキンソンの凡俗法則を理解して、転職先が選べない状況を客観的に捉えましょう!

転職先を選べなくするパーキンソンの法則とは

転職先を選べなくしているパーキンソンの凡俗法則の前に、大元のパーキンソンの法則について学んでいきましょう。

パーキンソンの法則には、第一法則と第二法則の2つの法則があります!

仕事の量は、完成のために与えられたすべての時間を満たすまで膨張する

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

の2つなんですが、今回はビジネスにおいてよく語られ、転職先選びにも関係する第一法則について触れたいと思います!

パーキンソンの第一法則

パーキンソンの第一法則は、
仕事の量は、完成のために与えられたすべての時間を満たすまで膨張する

です!

ちょっとピンと来ないですよね。

イメージとしては、夏休みの宿題が分かりやすいと思います。

夏休みの宿題って、夏休みが終わる直前に慌てて終わらせる人って多いですよね。

あなたはどうでしたか?

もし、ギリギリになって宿題を終わらせるタイプであれば、パーキンソンの法則の影響をモロに受けやすい人なのかもしれません。

つまり、先ほどの第一法則を宿題に置き換えると、

宿題の量は、夏休みが終わる時が来るまで減ることはない

ということができます。

だいぶイメージできましたか?

これって、転職先についても同じことが言えます。

転職先を迷う悩みは、転職先が決まるまで増え続ける

ね?しっくりくるでしょ?

また、パーキンソンの第一法則で興味深い事実があります。

パーキンソンの第一法則の興味深い真実

パーキンソンの第一法則を仕事に置き換えて考えてみます。

上司から、「一週間でプレゼンを仕上げてくれ」という指示があったとします。

パーキンソンの第一法則に影響を受けた人は、最初の4日くらいの素材集めやプレゼンの構成を練る時間に充てて、実際に作業に取りかかるのは6日目や7日目になります。

反対に影響を受けない人は、2日で仕事を終わらせて上司に資料を提出します。

ここで興味深いのが、パーキンソンの第一法則に影響を受けて時間をかけて作られたプレゼンのクオリティと、2日で終わらせたプレゼンのクオリティにはほとんど大差がないという事実です。

つまり、時間をかけて作った資料と、効率重視でスピーディに作成した資料はほとんど質が同じということなんです。

むしろスピーディーに仕事を仕上げた人の方が、上司からフィードバックをもらって改善ができるので、最終的なクオリティは高くなることでしょう。

転職でもこれと同じことが言えるんです。

パーキンソンの第一法則が転職先選びに及ぼす影響

転職先が選べない状況では、パーキンソンの第一法則をもとに考えると、転職先に関する悩みは転職先を選ぶまで続くことになります。

しかし、私がキャリアアドバイザーとして転職相談を受けていた経験からすると、転職先を決めたあとの方が悩みは増えます

転職先を決める前までは、「自分に向いている仕事は何だろう」とか「自分が活躍できる会社はどこだろう」とか、あるいは「もっと楽に働けて給料の良い会社はないかな」と悩みます。

しかし、実はこういう悩みは本質の悩みじゃなかったりします。この話はパーキンソンの凡俗法則と合わせて次章でお伝えします。

本質的な悩みじゃない部分はスピーディーに決めてしまって、転職先を選んだあとの悩みに時間を割きましょう

たとえば、面接前に転職先選びを悩んでいる人であれば、面接対策に時間を割いたりした方が建設的だと思いますし

もう内定が出ていて、最後の選択をどうしようか迷っているのであれば、本質に立ち返って決めることで、転職先が選べないと悩む時間を「どうやったらこの会社で活躍できるか」を考える時間に使えるようになります。

枝葉のことで悩まずに、本質のことで悩む。

これは、次章でお伝えするパーキンソンの凡俗法則でも同じことが伝えられているんです!

転職先が選べないときは、本質を見失ってしまっている

転職を選べないことに関係しているパーキンソンの凡俗法則とは、

組織は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く

という法則のことです。

従来は、組織の意思決定に関する話題として捉えられていました。

よく語られる例えとして多いのが、自転車の置き場議論

原子炉の建設を決める会議では、「周辺住民への危険はないのか」や「そもそも建設の必要性はあるのか」という根本的な議論が交わされますが

こと自転車置き場の建設を決める会議になると「屋根は付けるかどうか」や「何cm間隔でいくつ作るか」など、細かい部分を気にするようになります。

「そもそも自転車置き場を作る意義」や「自転車置き場の必要性」は、周知の事実として議論されることはありません。本質的な課題が見えなくなるんです

実は、この組織の意思決定に関するパーキンソンの凡俗法則は、個人についても言えることなんです。

そしてこれが、転職先を選べない状況を創り出します。

つまり、転職したいと思いはじめた本質や「そもそも論」を忘れて、就業時間や会社規模、会社の歴史など些細なことを気にしだすから転職先が選べなくなるんです。

とはいえ、人によって本質と些細な事柄は違います。

小さなお子さんをお持ちのワーキングマザーの転職であれば、就業時間が本質になることもあります。

何が本質で、何が枝葉の些細なことなのかは、転職軸によるんです

転職先が選べないときは、転職軸がブレていることや、そもそも転職軸が定まっていないことがほとんどの原因になっています。

転職先が選べないときの転職軸の決め方とは

次に、転職先が選べずに転職軸がブレはじめたときや転職軸が定まらないときの転職軸の決め方についてお伝えします!

転職先が選べない理由は、パーキンソンの凡俗法則にのっとると、本質以外の些細な物事に頭を悩ませているからです。

年収が低いのがいやで転職しようと考えはじめたのに、朝8時始業が理由で転職先を悩んでしまうとか。

時短勤務がしたくて転職活動しているのに、転職軸を年収の多さで決めているとか。

そういう状況であれば、転職先が選べなくなるのは当然だと思います。

迷ってしまいますから。
自分が大事にしたい優先度が分からなくなってしまうので、迷いが生じるんです。

転職先が選べなくないというそんなあなたに、転職軸が決まる魔法の言葉をお伝えします。

なにがなければ、今の仕事を辞めませんか?

です!

転職活動をしていると、どうしても「やりたいこと」や「実現したいこと」など、「欲しいもの」に目がいきがちです。

けれど、今の会社でその「欲しいもの」が手に入れば、転職活動をやめるんでしょうか?

もし「そうだ!」という人は、その「欲しいもの」が転職活動においての転職軸です。

その転職軸を基準に転職活動をしていけば、転職で成功するでしょう。

しかし、今考えている転職先で「欲しいもの」が今の会社で手に入ったとしても会社を辞めたいんだ!という人は、本質の転職軸ではない些細なことで、転職先を選ぼうとしてしまっている可能性があります。

同時に、転職で失敗する可能性がグンと上がります

些細なことを転職軸にしてしまうことで。あなたが今の会社で手に入らなくて変えたかったものが、次の会社でも手に入らないままになることがあるからです。

パーキンソンの凡俗法則があるので、些細なことに気を取られて転職先が選べないというのは自然なことです。

しかし、パーキンソンの第一法則でもお伝えしたように。転職先や転職軸を早く定めて転職活動をした方が、質の高い転職になります。

なにがなければ、今の仕事を辞めませんか?

給料を高くしたくて転職活動をしている人は、一度立ち止まって「仕事量が増えても年収が高くなるのなら、今の仕事は辞めないのか」と自分に問いかけてみてください。

もし、仕事量が増えるのなら辞める!という人は、転職軸が仕事量なのかもしれません。

どれだけ仕事量が増えようとも年収が上がるならそれでいい!というひとは、年収が転職軸である可能性が高いです。

このように、1つずつ自分が大事にしていることを明確にしていくことができれば、転職先を選べないということはなくなります

自問自答してください。

もし、「これはどう?」という疑問があれば、コメント欄にてご相談に乗ることもできます!

転職先を選べないという状況からいち早く抜け出して、転職を成功へと導いていきましょう!

転職先が選べないときに転職エージェントを使うメリットとデメリット

転職先が選べないときに、転職エージェントを使うのもおすすめです。

自分にあった転職先が分からない…」というときには、転職エージェントのキャリアアドバイザーが無料面談であなたの状況や志向性を色々と整理してくれます。

転職先が選べないときには積極的に転職エージェントを使ってみましょう!

一方で、転職エージェントにはメリットとデメリットもあります。

転職エージェントのメリット

  • 中小の転職エージェントは親身に相談に乗ってくれる
  • あなたの志向性や熱中できるもの、やりがいなどを客観的に整理してくれる
  • あなたにあった求人を紹介してくれる
  • 面接対策や年収交渉をしてくれることも

転職先が選べないときに転職エージェントのキャリアアドバイザーと話せると、こういったメリットがあるので、自分の転職軸も定まりやすくなります。

転職エージェントのデメリット

しかしながら、デメリットもあります。

  • 大手企業が運営する転職エージェントは面談が流れ作業になりがち
  • 流れ作業になると、求人の量だけ紹介して一切フォローしてくれないことも
  • 面談で寄り添ってくれるキャリアアドバイザーにはなかなか出会えない

大手の転職エージェントには、デメリットがありがちです。

一定量の求人紹介をしてくれますが、転職軸を定めるまでの時間を取ってくれないこともあります。

大手企業が運営する転職エージェントは、知名度があるので、1人にかけられる時間がどうしても少なくなってしまうからです。

内定後に転職先を決めきれないときも、中小企業の転職エージェントの方が時間をかけて寄り添ってくれます。

ただ、そういう優良な転職エージェントにはなかなか出会えないのが現状です。

広告も打たないし、ほとんど知人紹介で運営していたりします。

しかし、優良な転職エージェントに出会えるオススメの方法が1つあります。

スカウトサービスを使うんです。

代表的なのは、ビズリーチですね。

中小企業の優良な転職エージェントは広告を打たない代わりに、自分たちでビズリーチ経由でスカウトを送ります。

わたしもかつて、送っていました。

ビズリーチで受け取ったスカウトの中から、「この人と話をしてみたいな」という人に返信する方が、漠然と転職サイトに登録しているよりも優秀なキャリアアドバイザーと面談できる可能性がグンと上がるんです。

転職先が選べないときには、あなたの人生について一緒に悩んでくれるアドバイザーと出会って相談するのが重要だったりします。

彼らは客観的にアドバイスしてくれるので、1人で悩むよりも転職が成功しやすくなりますよ!

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転職に迷いが生まれたときは、一旦冷静になろう

あなたにもし、迷いがあって転職先を選べないのであれば、一旦冷静になることが大切です。

自分が大事にしたい転職軸はなにか

些細なことにとらわれて、転職軸を見失っていないか。

そもそもなぜ転職したいのか。

人によっては、自分1人で冷静な判断をするのが難しい場合もあります。

そういう場合は、あなたのことをよく知っている家族や友人に相談したり、あなたのことをまったく知らないキャリアアドバイザーの意見を聞けると、転職の考え方の視野がきっと広がりますよ。

迷うのは当然です。

トコトン悩んで、迷って、最善の道を切り拓いていきましょう!